「コミケ106(C106)のコスプレエリアの熱気はどうだったのだろう?」
「最新のトレンドや、次回のコミケで失敗しないためのルールを知りたい」
2025年8月に東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケット106(以下、C106)は、猛暑にも関わらず多くのコスプレイヤーとカメラマンが集い、かつてないほどの熱狂を見せました。
結論から言うと、C106では『ブルーアーカイブ』や『ゼンレスゾーンゼロ』などのタイトルが大ブームを巻き起こした一方で、露出対策や撮影ルールにおいてこれまで以上に厳格・慎重な対応が求められるイベントとなりました。
本記事では、過去何度もコミケに参加してきた筆者が、C106のコスプレエリアのリアルな総括をお届けします。あの時話題をさらった人気キャラクターの振り返りから、知らないと退場処分にもなりかねない「最新のコスプレ&撮影ルール」、そして次回(C107以降)に向けて初心者が必ずやっておくべき準備までを徹底的に網羅しました。
これを読めば、C106の熱を疑似体験できるだけでなく、次回のコミケで「何を準備し、どう振る舞えば絶対失敗せずに楽しめるか」が完璧に把握できます。ぜひ最後までじっくりとご覧ください。
- C106で大流行したコスプレジャンルとキャラクターの傾向
- 厳格化する「下着・露出対策」の具体的なボーダーライン
- カメラマンが絶対に守るべき「性的姿態撮影等処罰法」を踏まえた最新マナー
- 次回(C107以降)で失敗しないための当日のスケジュールと必須持ち物リスト
コミケ106(C106)コスプレの全体総括!熱狂の2日間を振り返る
まずは、2025年夏のコミケ106におけるコスプレエリア全体の雰囲気を総括します。
結論として、C106は「過酷な猛暑」と「ハイレベルな熱波」が入り混じる、まさに熱狂の2日間でした。
夏コミ(夏開催のコミックマーケット)は、ただでさえ厳しい環境ですが、C106も例に漏れず容赦ない暑さとなりました。それでも、コスプレイヤーたちの情熱がその暑さを上回っていたのが最大のポイントです。
猛暑に負けない!C106コスプレエリアの熱気と雰囲気
結論から言えば、C106のコスプレエリアは「熱中症対策を万全にした猛者たちの晴れ舞台」でした。

草壁シトヒ実際に会場では、日傘、ハンディファン、塩分タブレット、経口補水液をフル活用してコンディションを維持するコスプレイヤーの姿が目立ちました。運営側もこまめな水分補給や日陰での休息を強くアナウンスしており、エリアの入れ替わりも比較的スムーズに行われていました。参加者全員が「無理をしない」「倒れる前に休む」という暗黙のルールを遵守していたため、大きな混乱なくイベントが進行したのです。
このように、自己管理能力の高さが、過酷なC106を大成功に導いた最大の要因と言えるでしょう。
会場を彩ったハイクオリティなレイヤーたち
また、C106におけるもう一つの大きな特徴は、コスプレのクオリティが桁違いに高かったことです。
近年、コスプレ衣装の市販品の質が向上していることに加え、個人で3Dプリンターを用いて高度な造形武器や装飾を制作するレイヤーが激増しています。たとえば、メカニカルなパーツを精密に再現した衣装や、数メートルに及ぶ巨大な剣(規程サイズ内に分割可能なもの)など、まるでゲームの世界からそのまま飛び出してきたかのような完成度の作品がエリアを彩りました。
さらに、海外からの参加者(インバウンド層)の姿も非常に多く見受けられました。言語の壁を越えて、好きなキャラクターへの愛を表現し、日本のカメラマンと笑顔で交流する姿は、まさに国際的なポップカルチャーの祭典としてのコミケを象徴していました。
- 参加者の極めて高い「熱中症対策リテラシー」による安全な運用
- 3Dプリンターや新素材を活用した「造形クオリティの底上げ」
- 海外からのコスプレイヤー増加による「国際交流の活発化」
C106で話題をさらった!人気コスプレトレンド&キャラクター解説
ここからは、C106で特に注目を集め、カメラマンの長蛇の列を作っていた「人気コスプレトレンド」をジャンル別に解説します。
事前の予想通り、特定のビッグタイトルがエリアのシェアを大きく占める結果となりました。このトレンドを把握しておくことは、次回以降の「合わせ(複数人でのテーマを合わせたコスプレ)」や撮影計画を練る上で非常に重要です。
大ブーム継続中!『ブルーアーカイブ』の圧倒的な存在感
C106において、まさに「覇権」とも言える圧倒的な参加者数を誇ったのが、『ブルーアーカイブ(ブルアカ)』です。
なぜここまでブルアカが人気なのか?その理由は、「キャラクターデザインの多様性」と「現代的で親しみやすい制服モチーフ」にあります。
ブルアカのキャラクターは、セーラー服やブレザーといった学生服をベースにしつつ、ミリタリー要素(銃器)や天使の輪(ヘイロー)といったキャッチーなアイテムが組み合わさっています。そのため、「衣装の準備がしやすく、それでいて個性が光る」という独自の強みがあります。
実際のC106会場でも、「対策委員会(シロコ、ホシノなど)」「ゲーム開発部(アリス、ユズなど)」をはじめとする各学園の生徒たちが所狭しと並びました。中には実物大に近い精巧な銃器モデルを持参するレイヤーや、「覆面水着団」のようなネタ枠で大爆笑を誘うグループも現れ、エリア全体が「キヴォトス(作中の舞台)」と化していました。
このブルアカ旋風は、間違いなく次回のコミケでも継続すると予想されます。
新作から定番へ!『ゼンレスゾーンゼロ』と『原神』のホヨバース勢
ブルアカに次いで巨大な勢力となったのが、HoYoverse(ホヨバース)が展開するゲームタイトルのコスプレです。
特にC106で目覚ましい躍進を見せたのが、当時リリースから間もなかった『ゼンレスゾーンゼロ(ゼンゼロ)』です。ストリートカルチャーとサイバーパンクが融合したスタイリッシュな衣装は、若年層のコスプレイヤーから絶大な支持を得ました。「ニコ・デマラ」や「アニス」といったキャラクターは、特徴的な衣装とキャッチーなポージングで、多くのカメラマンの被写体となっていました。
一方で、もはやコミケの絶対的定番となったのが『原神』です。細部まで作り込まれた中華風・ファンタジー風の豪華絢爛な衣装は、写真映えが段違いに良いため、常に一定の一大勢力を築いています。「フリーナ」や「雷電将軍」といった人気キャラは、炎天下でも崩れない完璧なメイクアップと相まって、常に囲み撮影の的となっていました。
| タイトル | 人気・傾向 | コスプレイヤー・カメラマンからの評価 |
| 『ブルーアーカイブ』 | 圧倒的トップシェア。制服×ミリタリー×美少女 | 合わせがしやすく、小道具(銃)の再現度で差がつく。 |
| 『ゼンレスゾーンゼロ』 | 急上昇の新作。ストリート×サイバーパンク | 最新のトレンド感。動きのあるポーズがめちゃくちゃ映える。 |
| 『原神』 | 定番の覇者。豪華絢爛なファンタジー衣装 | 衣装の布量が多く夏場は過酷だが、その分写真の仕上がりは圧巻。 |
不動の人気!FateシリーズやVTuber(ホロライブ等)の安定感
そして忘れてはならないのが、コミケの歴史を支え続ける「不動の人気ジャンル」です。
『Fate/Grand Order(FGO)』をはじめとするFateシリーズのコスプレは、長年の歴史があるため衣装のバリエーションが尽きません。水着イベント系の衣装は、夏コミにはまさにピッタリであり、常に一定数のファンが合わせを楽しんでいます。
また、バーチャルYouTuber(VTuber)、特にホロライブやにじさんじのライバーたちのコスプレも非常に人気でした。VTuberは「ファンとの距離が近い」という特徴があるため、コスプレイヤー自身がそのライバーの熱狂的ファンであることが多く、解釈の一致したポージングや小道具(マスコットキャラのぬいぐるみ等)を持参しているのが印象的です。
草壁シトヒ知らないと退場!?最新のコミケコスプレルールとマナーのおさらい
華やかなトレンドの裏で、絶対に忘備してはならないのが「コスプレのルール」です。
結論から言うと、コミケのルールは社会情勢の変化に伴い年々厳格化・明確化されています。「昔はこれで大丈夫だったから」という言い訳は通用しません。最悪の場合、スタッフからコスプレの中止(退場)を命じられることもあります。
露出対策は万全に!透け・下着見えに対する厳しい基準
C106を含め、最近のコミケで最も厳しくチェックされるのが「過度な露出」および「下着が見える・透ける衣装」に対する規制です。
大前提として、コミックマーケットは公共の場(東京ビッグサイト)を借りて開催されるイベントであり、あらゆる年齢層の人が行き交います。そのため、「下着が直接見える」「下着が透けて見える」衣装の着用は完全に禁止されています。
よくある勘違いとして、「水着キャラのコスプレだから、インナーを着なくてよい」というものがありますが、これはNGです。必ず以下のような徹底した「露出対策」を施す必要があります。
- 【NG】通常のブラジャーやショーツが隙間から見える状態
- 【NG】胸元の谷間や胸の横(サイドバンプ)が過度に露出している状態
- 【対策】肌色の「ボディファンデーション」や「インナーウェア」を必ず着用する
- 【対策】スポーツブラや露出対策用の見せパン(スパッツなど)、ニップレス+テーピングで完全に防護する
更衣室を出る前に、鏡の前でお辞儀をしたり、腕を上げたりして「動いても下着が見えないか」を入念にチェックすることが、次回のコミケで失敗しないための絶対条件です。
更衣室の利用ルールと「コスプレのままの来場・帰宅」絶対禁止の徹底
初心者が最も陥りがちな重大なルール違反が、「会場外での着替え」です。
コミックマーケットでは、「コスプレをした状態での来場・帰宅」は固く禁じられています。 また、「会場や近隣施設のトイレ、駅のコインロッカー前などで着替えてから来る」行為も絶対にやってはいけません。これは近隣施設への多大な迷惑行為となり、最悪の場合コミケ自体の開催が危ぶまれる事態に直結します。
コスプレをする場合は、必ず「コスプレ登録」を行い、指定された会場内の公式更衣室を利用してください。「ちょっとしたウィッグを被るだけだから」「上着を着ていればバレないから」といった自己判断は通用しません。
武器・長物・小道具の持ち込み制限と安全対策
コスプレのクオリティを高める「武器」や「小道具」ですが、これも持ち込みには厳密なルールが存在します。
混雑するコミケ会場では、人にぶつかって大怪我をさせる危険性があります。そのため、「材質」と「長さ(大きさ)」の両面で規制が設けられています。基本的には、金属を用いた鋭利な作りや、人に危害を加える恐れのあるもの(モデルガンで弾が発射できる状態のもの等)、長すぎるもの(規定サイズ以上)は持ち込めません。
移動の際は、長物や武器は必ず解体できる仕組みにしておくか、専用の布(カバー)で覆って周囲から見えない・ぶつかっても安全な状態にして持ち運ぶのが、一流のコスプレイヤーのマナーです。
【カメラマン必見】コミケ特有の撮影マナーと最新法令への対応
レイヤーだけでなく、カメラマン側にも大きな意識改革が求められたのが、C106を含めた近年のコミケの特徴です。
結論をお伝えすると、「無断撮影(盗撮)の絶対禁止」と「法令遵守の徹底」が、次回以降の撮影における最重要項目となります。
撮影トラブル急増?「携帯・スマホでの無断撮影」も厳禁
一眼レフカメラを持った本格的なカメラマンは当然マナーを熟知していることが多いですが、最近問題視されているのが「スマホや携帯カメラによる無断撮影」です。
素晴らしいコスプレを見ると、つい歩きながら手元のスマホでパシャリと撮りたくなる気持ちはわかります。しかし、被写体の許可を得ずに撮影する行為は立派なルール違反であり、明確な盗撮行為です。
「自分はプロカメラマンじゃないし、スナップ写真を撮るだけだから」は言い訳になりません。コスプレイヤーが休憩中や移動中、食事中の無防備な状態での撮影は、被写体に多大な精神的苦痛を与えます。必ず正面から声をかけ、許可をもらってからレンズを向けてください。
性的姿態撮影等処罰法への配慮と、安全な声掛けステップ
さらに近年、カメラマンが最も注意しなければならないのが「性的姿態撮影等処罰法」(2023年施行)に関連するトラブルのリスクです。
この法律は、本人の同意なく性的な部位や下着を撮影する行為を処罰するものです。コミケのコスプレにおいては、ローアングルからの撮影や、望遠レンズで胸元・下半身の一部のみを極端にクローズアップする行為は、本人が承諾しているつもりでも、周囲の目や状況によっては極めてグレーであり、場合によっては犯罪行為とみなされる恐れがあります。特に16歳未満と推測される方への撮影はさらに厳格です。
お互いに気持ちよく、安全に撮影を楽しむための「正しい声掛けと許可取り」の手順は以下の通りです。
列に並ぶか、撮影の待機列がない場合は周囲を確認して正面から近づき「こんにちは、撮影させていただいてもよろしいですか?」と名刺などを提示しながら丁寧に尋ねます。
「全身を撮りますね」「少し寄らせていただきます」など、どんな画角で撮るかを被写体に伝達し、不安を取り除きます。極端なローアングルは絶対に要求しないでください。
撮影後、カメラの液晶画面を開いて「このように撮れました」と被写体本人に確認してもらいます。ここでNGが出た写真は、その場で必ず削除しましょう。
「ありがとうございました。この写真をX(旧Twitter)等にアップしてもよろしいですか?」と最終確認を取ります。
通路を塞がない・囲み撮影時の周囲への配慮
最後に、広大な会場でも通路の確保は命綱です。
人気のコスプレイヤーには「囲み撮影」(円陣を組んで一斉に撮影する形式)が発生します。この時、カメラマンは夢中になるあまり少しずつ後ずさりし、気づけば一般参加者の通路を完全に塞いでしまうトラブルが後を絶ちません。
撮影中は常に自分の背後を気遣い、スタッフの「通路を開けてください!」という声が聞こえたら、直ちに撮影を中断して道を譲るのが一流のマナーです。
次回コミケ(C107以降)でコスプレ参加する初心者のための完全準備マニュアル
ここまでのトレンドやマナーを踏まえ、最後に「次回のコミックマーケット(C107以降)」であなたが初めてコスプレ参加、または本格的に撮影参加するための具体的な準備フローをお伝えします。
結論、事前のチケット手配と、徹底した持ち物準備が当日の明暗を分けます。
【事前準備】コスプレ登録チケットの購入から当日の受付フロー
コミケでコスプレをするためには、一般の入場チケット(リストバンド)とは別に、「コスプレ登録」が必要です。
近年のコミケでは、更衣室への入場券を兼ねた「更衣室先行入場チケット」の抽選販売が行われるなど、チケットのシステムが複雑化しています。必ず開催の1〜2ヶ月前には公式サイトや公式SNS(X)をチェックし、販売スケジュールを把握してください。
当日は、指定された入場口から入り、更衣室の入り口でコスプレ登録料(例年1日500円程度)を支払い、引き換えに登録証(シール等の証明書)を受け取ってから更衣室に入場するという流れになります。このチケットを持たずに当日飛び込みで着替えることはできません。
過酷な環境を生き抜くための季節別・必須持ち物リスト
日本の夏と冬に開催されるコミケは、コスプレイヤーにとって過酷なサバイバルです。次回参加する季節に合わせて、以下の持ち物は「絶対に」準備してください。
| 季節 | コスプレイヤー必須アイテム | カメラマン必須アイテム |
| 夏コミ(8月) | ・経口補水液(OS-1など複数本) ・大判の冷感シート、制汗スプレー ・日傘、ハンディファン ・メイク崩れ防止スプレー | ・多量の飲料水(凍らせたもの) ・塩飴、塩分タブレット ・首掛け扇風機 ・カメラ用の日差し除け(タオル等) |
| 冬コミ(12月) | ・大判のブランケット(移動や待機時に羽織る用) ・貼るホッカイロ(衣装の裏や背中に大量装備) ・温かい飲み物が入った水筒 | ・手袋(指先が出せるカメラマン用推奨) ・厚底の防寒靴(足元から冷えるため) ・予備のバッテリー(寒さで消耗が早くなるため) |
【トラブル回避】更衣室での着替え時間と撤収のベストタイミング
最後に、もっとも体力と精神力を削られるのが「帰りの更衣室の渋滞」です。
C106でも、イベント終了時間の15時半〜16時付近は更衣室がパンク状態になり、着替えるまでに1時間以上並ぶケースが多発しました。疲労困憊の状態で長時間並ぶのは、翌日の仕事や体調に多大な悪影響を及ぼします。
絶対に失敗しないためのベストタイミングは、「14:30にはエリアでの撮影を完全に切り上げ、15:00前には更衣室に入ること」です。この30分の差が、帰り道の快適さを天と地ほどに分けます。名残惜しい気持ちはわかりますが、早めの撤収こそが勝利の鍵です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では、熱狂に包まれたコミックマーケット106(C106)のコスプレエリアの総括から、人気キャラクラーのトレンド、絶対に守るべき最新のルール、そして次回参加に向けた完全対策マニュアルまでを徹底的に解説しました。
『ブルアカ』や『原神』といった人気タイトルの圧倒的なクオリティに目を奪われる一方で、参加者一人ひとりの「ルールへの遵守」と「マナーと思いやり」があってこそ、コミケのコスプレ文化は成り立っています。
性的姿態撮影等処罰法への配慮や、露出・持ち物ルールの徹底など、時代に合わせて変化するコンプライアンスにしっかり適応することが、次回も最高に楽しむための必須条件です。
本記事をブックマークして、次回のコミケ(C107以降)に向けた「準備のバイブル」としてぜひ役立ててください。しっかりと事前準備を整え、万全の体勢で次回のビッグサイトへ乗り込みましょう!
当面の機材や準備に迷われている方は、以下のリンクから初心者向けのカメラレンタルサービスや、コスプレ衣装の情報もチェックしてみてください。
